政治家を目指す若者のための
選挙備忘録(マニュアル)
平成生まれの現職政治家・くにまさ直記 著作『平成生まれの25〜34歳が市議会議員選挙で当選するための選挙マニュアル』。
「お金なし・人脈なし・知名度なし・経験なし」から複数回の選挙を経て感じたやりがいや魅力、選挙に勝つための実践方法までをも集約。
あなたの人生の選択肢の中に、政治家になる!という道を現実的に加えることができる1冊です!!
はじめに
少子高齢化、年金問題、終身雇用の衰退…。
これからの将来、日本は一体どうなるのだろう…。
結婚・出産を考えているけれど、今の賃金や社会保障で、本当にやっていけるのかな?
もっと安心して子育てできる世の中になって欲しいな。
ただでさえ今の生活が大変なのに、結婚や子供・老後のことなんて考えられない…。
誰かなんとか今の状況を変えてくれないかなぁ・・・。
そんなことを漠然と考え、これからくる時代に不安感のようなものを感じているのであれば、
一緒に政治活動を携わってみませんか?
そして、もっと政治について知りたい、活動の幅を広げたいという方は、あなたも政治家になって身近な地域をより良く変えていきませんか?
とはいえ……
政治家になるなんて、選挙もあるし、有名人じゃないから、そんなのはハードルが高すぎる!
政治家になるとか、選挙とか、お金もかかるだろうし無理!
そもそも、どうやったら政治家になれるのかなんて知らない…。
周りの人で、そんなこと聞ける人もいない。
というご意見が多数かと思います。
それであれば、ぜひこの『平成生まれの25〜34歳が政治家を目指すための立候補(選挙)マニュアル』を手にしてみてください。
『平成生まれの25〜34歳が市議会議員選挙で当選するための選挙マニュアル』は、政治家としての魅力ややりがいについて述べるとともに、政治活動と選挙活動の違い、立候補に必要な準備などを解説しています。
本書は、平成生まれの現職政治家の視点から、どのようにすれば政治家になれるかを詳細にまとめた一冊です。
平成生まれの現職政治家が
伝えたいこととは
皆さまはじめまして!!
あらためまして、ごあいさつ申し上げます。
『平成生まれの25〜34歳が市議会議員選挙で当選するための選挙マニュアル』の著者、くにまさ直記と申します。
現在、私は名古屋市会議員として2期目を迎え、薬剤師の妻と共働きで3歳の娘を育てる、子育て世代の当事者でもあります。
地方議員における20代~30代の割合は1割以下となっており、また若い世代の投票率も低いことから、若者の意見はなかなか政治には声が届きにくい環境にあると感じています。
この状況を変えていくためには、2つの取り組みが必要だと思います。
1つは、若者が政治に興味を持ち、そして投票に行くこと。
そして、もう一つは、若者が政治家を目指すことです。
政治に興味を持つ人が増えれば、当然、政治家を目指す人も増えるし、逆に若い現職の政治家が増えれば、政治に興味を持つ人も増える、相互作業が働くからです。
しかし、政治家を目指す、ということはなかなか大変な行動であり、人生の決断を求められます。
そもそも選挙自体が公職選挙法を遵守する必要があり、仮に悪気がなかったとしても、選挙違反を行えば当然罰則があります。
私は平成生まれの政治家として、落選(2015年)、初当選(2017年補欠)、落選(2019年)、当選(2023年)と当選と落選を両方とも2回ずつ経験しました。
それぞれの選挙で大変多くの学びがありました。
知識や経験、人脈もお金も知名度もない中でのスタート(当時25歳)でしたが、多くの人々に支えられて捲土重来を目指し2期目の再選を果たすことができました。
またこれから3期目の挑戦がリスタートしたわけですが、今までに得た様々な貴重な経験を、ぜひとも私よりも若い世代の政治家を目指す人たちに共有したいと思いこの本を書きました。
コンセプトはまさに、25歳で選挙に立候補する前の23~24歳の時の過去の私自身に、もしタイムマシーンで渡すことができたなら、送りたい本となっております。
ぜひこれから政治家を目指す!という方に、まずは読んでいただきたい本です。
また、平成25年からインターネットによる選挙運動が解禁されたその影響がじわじわと拡大してきました。
令和の時代における「若者が選挙に勝つための道筋」というものもある程度の再現性のある形で確立されてきたと感じており、その具体的なノウハウについても言及します。
「そもそも政治家ってどんな仕事をするのか」
「どういう働き方なのか」
「活動資金ってどうするの?」
「選挙にどうやって立候補すればいいのか」
「選挙で守るべきルールとは?」
といったことをこの書籍を通じて知っていただき、政治への興味、しいては政治家を目指すきっかけとなれば幸甚です。
若者が政治家を目指すための
マニュアル書籍を出版
本書は、大きく2つの切り口から政治と選挙について語っています。
ひとつは、私がどうして政治家を目指すことになったのか、その背景や動機を踏まえつつ、平成生まれの政治家が、何を思い、考え、何を目指して活動しているのか。
これまでの政治活動経験をもとに若い人たちが政治に参加することの大切さやメリット、政治家としての魅力をお伝えします。
そして、ふたつ目は、選挙についてです。
政治活動は誰でも自由に行うことができますが、【議員】として活動するためには選挙に立候補して当選する必要があります。
したがって、選挙をするためには何が必要で、どんな準備をしたらいいのか、選挙戦術はどうするのか、といったようなことなど実践的なところまで具体的に掘り下げて述べています。
若い人に「一緒に政治家を目指そう!」といっても、支持する政党や思想、やりたいことは人それぞれ異なりますし、いざ議員を目指すといってもなかなか行動に踏み切れるものではありません。
学校の授業で学ぶ知識として形式上、三権分立があって、衆議院があって……、といったような大枠での政治のしくみや流れといったことを習いますが、議員を目指すための選挙の立候補のやりかたは学校では教えてくれません。
一般的に、市町村議員が所属する地方議会は民主主義の基盤であり、住民が民主主義の在り方を学ぶという「民主主義の学校」でありお手本とも言われています。
最も身近な地方議会の議員になるための行動に踏み込むには、より具体的な選挙のルールと手法を学ぶことが必要です。それを、本書では経験を踏まえてしっかりと語っていきます。
さらには、
市議会選挙で最年少トップ当選を果たした大府市議会議員 いいお祐介(いいおゆうすけ)さん
女性若手議員の筆頭とも言える小牧市議会議員 諸岡えみ(もろおかえみ)さん
といった、平成生まれの現職議員の方々からも寄稿いただき、多角的な視点で政治活動の魅力について感じていただける内容になっています。
本書の内容は以下の通りとなっています。
平成生まれの25〜34歳が
市議会議員選挙で当選するための
選挙マニュアル
書籍目次
はじめに
第1章:市議会議員選挙、やり方次第で実は若い人にもチャンスがある!
・議員ほど平等な職業もない(学歴も資格も不要)
・若さは選挙で注目されやすいが、若さだけでは必ずしも投票してくれない
・どうやったら将来性を見込まれて有権者から投票してもらえるのか
・お金がなくても当選はできる
・若さがあれば、落選しても次の道はある
第2章:政治家としてのスタートは「一般市町村の地方議員」がおすすめ!
・国会議員、県議会議員、政令指定都市議員、一般市町村議員、首長(都道府県知事、市長、町長、村長)との違い
・税金の具体的な使い道を決められるのは「地方自治体議員」
・若ければネクストキャリアも狙える(市町村議会議員からスタートして、県議や国会議員、将来は市長も目指せる!)
第3章:選挙活動と政治活動の違い
・選挙活動と政治活動、それぞれで押さえるべきポイントと注意事項
・公職選挙法違反に気をつけよう
・政治家を目指すために必要なお金について
・せっかく立候補するならトップ当選を目指そう!
第4章:令和時代における新しい当選の目指し方
・誰から投票してもらいたいのかターゲットを絞る
・必ずやるべきことと、やった方がいいことを区別する(あれもこれも全てやるのは無理)
・インターネットやSNSの使い方
・今までにはない発想で、常識を疑うべし
・でも、地道な昔ながらの活動も大切である(基本は街頭演説)
第5章:ありのままを解説!平成生まれ議員のご紹介
・くにまさ直記 名古屋市会議員(初当選28歳)
・いいお祐介 大府市議会議員(初当選27歳)
・諸岡英実 小牧市議会議員(初当選25歳)
おわりに
日本の明るい未来は、
若い世代にかかっています
ベビーブームといわれた昭和23年や昭和48年は、そのピーク時の出生数は270万人を超えていました。
そこから徐々に下がっていき、私が政治家になろうと思った10年前には、まだギリギリ100万人を維持していたものの2016年に初めて100万人を下回り、令和のコロナ禍の影響も大きく出生数は80万人を飛ばして一気に70万人台まで下がり、直近は77万747人です。
あまりにも少子化のペースが早すぎて、働いて税金をおさめる労働生産人口の割合を維持できなくなり、税収減により国民年金、国民健康保険などの財源などの維持が極めて難しくなっていくでしょう。
しかも、平成はデフレの時代でしたが、令和は物価が高騰していくインフレの時代です。
給与は維持、もしくは微増していても消費税増税や物価上昇で、実際に使えるお金は減っていく一方です。事実、実質賃金は低下傾向にあります。
子どもの数が減り労働生産人口が現状する一方で、年金受給者の割合が増えれば、それだけ支える側と支えられる側のバランスが支えられる側に強く傾き、仕送りをする側(労働者)の生活が苦しくなることは明確です。
今まさに働いている若い世代、これから生まれてくる子どもたちの未来は本当にどうなっていくのか、と、政治家として、現役世代の人間として、そして一人の父親として、日々思いながら活動をしています。
異次元の少子化対策と政府が打ち出しながらも、その実態は未だ見えてきません。
自分達の未来をこのように誰かに委ねるのでは、その状況に振り回されるだけです。
誰かに任せるのだけでなく、自分たちの未来は自分たちで決めていこう!
それを、この本で訴えたいのです。
自分が望む未来を、自分たちの手でつくる側に回る方が、よほど人生にやりがいを感じるのではないでしょうか。
ぜひとも20代、30代の政治家を目指す人を増やし、政党や立場を越えともにこれからの日本をつくっていく若い土壌を築きあげたい!
次の世代に明るい日本の未来を届けていきたい!
これが今、私が一番実現したい政治の姿です。
このプロジェクトをきっかけに、ぜひとも広げていきたいと思っています!
最後に
皆さま、ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!
『平成生まれの25〜34歳が市議会議員選挙で当選するための選挙マニュアル』は、政治家という活動内容とその魅力について大変わかりやすく、かつ実践的に行動が起こせるような内容になっています。
政治家を志す若い人たちが一人でも増えることも政治家の活動の一つとして捉え、この本を書いております。
夢や希望が持てる日本の社会をつくり上げていくためにも、この書籍を手にして、ご賛同賜りますよう何とぞお願いいたします!!